貸切バスの安全への取り組み
①安全第一(Safety)
- ドライバーが日々健康に業務に携われるように、企業として努めること
- ドライバーとしての適性を定期的にチェックし、正しく判断すること
- 車両の整備を確実に行うこと
- 有事の際の対処法を学び、お客さまと、ドライバー自身の安全を確保すること等、安全運行のための各種取り組みをご紹介します。
「貸切バス事業者安全性評価認定制度」★★★取得
貸切バス事業者安全性評価認定制度のマークは、公益社団法人日本バス協会が認定する、バスの安全運行の安心と信頼の証です。
フィールドサービスは2022年12月、安全性評価認定(★★★)をいただきました。
貸切バスは、観光バスとしてのサービスのほか、団体輸送、イベント輸送等様々なニーズに対応する輸送サービスとして国民に広く利用されており、良質なサービスの提供が今後とも期待されています。
しかし、利用者や旅行会社にとっては、利用しようとする個々の貸切バス事業者が安全性の確保のための取り組みを適切に行っているか否かを判断することは難しいことから、安全性が十分に考慮されないまま利用する事業者が選択される場合があります。
貸切バス事業者安全性評価認定制度は、日本バス協会において、貸切バス事業者からの申請に基づき安全性や安全の確保に向けた取組状況について評価認定を行い、これを公表するもので、平成23年度から運用を開始しました。
これにより、利用者や旅行会社がより安全性の高い貸切バス事業者を選択しやすくするとともに、本制度の実施を通じ、貸切バス事業者の安全性の確保に向けた意識の向上や取り組みの促進を図り、より安全な貸切バスサービスの提供に寄与することを目的としています。
(公益社団法人 日本バス協会HP)より
ドライバーの研修・教育・健康診断について
所長が同乗して行うドライブチェック
定期的に所長が同乗のうえ、ドライバーの品質をチェックし、適宜指導しています。
点呼・アルコールチェック、身だしなみチェック
出社時には点呼の際、必ずドライバーの呼気からアルコールチェックを行います。また、血圧も測定し、健康状態に問題がないかも合わせて、担当者が確認します。身だしなみも確認します。
健康診断(年2回)
年に2回、昭和大学豊洲クリニック 予防医学センターで、ドライバーの健康診断を行っています。
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)によるドライバーの適性診断(年1回)
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)の「運転者適正診断」を年1回受けています。運転に関する長所、短所といった「運転のクセ」を様々な測定により見出し、それぞれのクセに応じたアドバイスを提供いただくものです。この診断結果をもとに、社内で個別状況に合わせた研修を行っています。
ドライバーの法定教育(月1回)
月に1回、法律で定められたドライバー教育を行っています。
火災避難訓練
火災避難訓練の様子が動画で見られます。クリックすると音声が出ますのでご注意ください。
火災訓練①
バスの前方で起きた火災を想定、後方非常口より、運転手がお客さまを誘導し避難していただく訓練を行った際の写真です。訓練とはいえ煙も出ましたので、コタはびっくりして訓練の様子を見守っていました。
火災訓練②
お客様がお怪我をされた場合を想定、発煙筒を用いて周囲に危険をお知らせしたり、実際に担架で人を運ぶ訓練を行った際の写真です。救急車や消防車も出して本格的にやりました。
チェーン脱着訓練
年1回、雪のシーズン前に行います。
車両の安全点検・整備について
安全点検と記録・保存
毎日出庫前・帰庫時に、ドライバーが法定に基づき車両の点検を行い、その結果を記録・保存しています。法令に基づき、1か月点検、3か月点検も実施しています。さらに、当社所属の整備士が厳格に管理・整備を行っています。
車検についてもダブルチェック体制を取り、抜け漏れがないようにしています。
清掃・消毒
出庫前、帰庫時に、ドライバーが清掃・消毒を行っています。
また、真夏や真冬には、ご乗車いただく前に車内の温度を適正な温度に整えてからご乗車いただいています。
社内・ドライバー間でのハザード情報の共有
周辺の事故の状況や時間、工事の内容や期間等をハザードマップで掲示し、安全への意識を再確認する取り組みを続けています。また、各ドライバーが「危険」「注意した方が良い」と感じたことは、小さなことでも共有し、慣れた手順でも随時見直しをしています。
②倫理法令遵守(Compliance)
弊社では倫理法令を守ることにより、お客さまの安心・安全を最優先に、事故ゼロを目指します。
また、従業員の健やかな生活環境を築くために、日々努力しています。
「働きやすい職場認証制度」★★取得
私たちは、ドライバーが安心して、安定して働ける企業を志し、ホワイトな職場づくり、コンプライアンス遵守を目指しています。2023年7月に「働きやすい職場認定制度」において★★を取得いたしました。
令和2年8月、国土交通省において、自動車運送事業(トラック・バス・タクシー事業)の運転者不足に対応するための総合的取組みの一環として「働きやすい職場認証制度」を創設することが決定されました。本制度は、職場環境改善に向けた各事業者の取組みを「見える化」 することで、求職者のイメージ刷新を図り、国土交通省、厚生労働省が連携して、求職者の運転者への就職を促進することを目的としたものです。
(一般財団法人日本海事協会HPより)
コンプライアンス遵守について
ドライバーは定期的に、顧問弁護士によるコンプライアンス研修を受け、遵守するよう努めています。
2024年2月の研修では、コンプライアンスの概要や歴史、業務上知り得た情報の扱い方やSNSの使い方、ハラスメントについてなどを顧問弁護士の方にお話ししていただきました。
パワハラ・セクハラ相談窓口設置
ハラスメント相談窓口を設置しています。社内担当者にご相談いただく以外にも、当社顧問弁護士による法律相談も行っております。
③つながり(Connect)
バスは、人と人、場所と場所、人と場所をつなぐ乗り物です。
発着地が決まっており、地域密着型のサービスでありながら、同時に旅先の地域ともつながっていくことができます。
働く人たちのつながり、お客さまとのつながり、お客さまが向かわれる場所でのつながりも生まれます。
さまざまなつながりを大切に、バスという交通を通じて、社会に貢献していきたいと考えています。
地域貢献活動
地域貢献というのもおこがましいのですが、私たちは新木場という地域に根差して事業を行っておりますので、日々、地域のお役に立てるよう努めていきたいと考えています。
2020東京オリンピックで世界とつながる
2020東京オリンピックでは、カメラクルーの送迎や、ロードレースにもご利用いただきました。世界の国の人たちと、オリンピックを通して地元でつながれた、貴重な経験でした。
人と人(猫)とのつながり
働く人同士のつながりも大事にしています。普段の業務では個別に動くことも多い仕事ですが、一人ひとりを尊重しながら、風通しの良い職場づくりを目指しています。
安全に関する取り組みについて
安全運輸マネジメント
- 令和4年6月1日~令和5年5月31日
運輸の安全に関する目標、基本方針
運輸の安全に関する基本方針(PDF)